テレクラで人生が変わりました

母の介護に明け暮れた青春時代

私は38歳の男性ですが、生まれてこれまで一度も彼女を作ったことがありません。

どちらかというと彼女ができなかったというのが正しいでしょう。

私の家族は私が幼いころ父が借金を作ってしまい、ある日突然家を蒸発してしまい居所がわからなくなってしまいました。

それからというもの、母一人と私と妹三人で助け合い生活をしてきたのです。

父の借金返済の肩代わりとして、母は寝る間を惜しんで朝から晩まで働き続けました。

その無理がたたってか、ある日母は倒れてしまいその後原因不明の病で全身に痛みが走るようになっていったのです。

それからというもの、私が中学生のころから小学校の妹とともに、母を介護し生活していくことが日課となっていきました。

母が寝たきりで食事もつくれず、家事のほか自分で入浴や排せつすることもままならず、四六時中妹ともに介護が強いられたんです。

そのため中学校も休みがちになったり、部活に入ることも友達と遊ぶことも許されず、妹とともに悲惨で苦しい青春時代を過ごすことになったわけです。

こうした介護生活が高校三年生まで続き、次第に行政の介護サービスなども充実していき、ようやく私も就職することができ外に出ることが許されるようになっていきました。

だが母のことが気になり、また深夜などは介護ヘルパーさんも来ないので、私が看護する形になり遊びに行ったり、彼女を作ってデートに行くなどけっしてできることではなかったんです。

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